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アメリカで、失業率の高さなどへの不満から抗議行動が広がるなか、ニューヨークの金融の中心地、ウォール街の周辺では、3日夜も集会が続けられ、参加者の間では、今後、抗議行動を全米各地で
さらにどう広げていくかなどについて議論が交わされています。
2週間以上に及ぶニューヨークの抗議行動の拠点となっている、ウォール街近くの公園では、3日夜も、失業率の高さなどへの不満を訴える集会やデモ行進が続けられ、集会の終了後も、多くの若者たちが夜通し公園内に残って議論を交わす姿が見られました。
このうち、ニューヨークの大学に通い、 2週間以上前から公園で寝泊まりしているというアンバー・オーストレッチさん(18)は「大学に行くだけで
毎年借金が増えるのはおかしい。集会では、出身も経歴も違う仲間たちとの交流を通して、大学では教えてくれない、政府や金融界の問題点を学ぶことができる」と話していました。
また、集会にはニューヨーク以外の全米各地から駆けつけた参加者も多く、今後それぞれ、みずからの地元でも集会を主催する計画などを話し合っていました。主催者は当面、毎日、ウォール街周辺での
抗議行動を続けるとともに、各地のグループとも、インターネットなどを通じて連携を強めていきたい考えで、運動は今後、さらなる広がりを見せることになりそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111004/k10013034551000.html
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