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不仲な父との二人暮らし
白石の犯行を模倣した事件が発生したことが報じられた──。
8月5日、神奈川県横浜市で女子高生を1カ月にわたって自宅に監禁したとして、会社経営者の男(44)が逮捕されたのだ。悩みを抱えた女性を狙った犯人は、「座間の事件に影響を受けた」と供述しているという。
8月12日の7回目の面会。この日は立川拘置所での面会希望者が珍しく混み合っているようで、13時過ぎに到着したが、白石と面会できたのは14時5分頃だった。
https://bunshun.jp/articles/-/43802?page=1
私は面会室に姿を現した彼にまず、「聞いてると思うけど、模倣犯が出たねえ」と言った。
「え? そうなんですか? ラジオで聞いてなかったんで、知らないです」
そこで私は事件の概要を説明する。
「へーっ、すごいですね。よく1カ月も……」
感想はそれだけだ。白石はすぐに別の話を切り出す。
「あの、ゲームをやってない小野さんにお願いしたのは、間違ってました……」
前回、彼に頼まれて差し入れた、RPGに関する本の話だった。どうやら私が差し入れた本は、まったく好みではなかったらしい。
「もう次からゲームの本はいいんで、今度は画集をお願いしたいんですけど……。風景画とか、歴史的なものでもいいです。もう、国内外を問いません。ちゃんと絵の勉強をしようと思って……」
「わかった。あ、今日は橋本環奈の写真集と、あと前に買ったけど入れてなかった、将棋の戦術書を入れといたから」
「ああーっ、ありがとうございます」
白石は深々と頭を下げる。その日、私が差し入れたのは、橋本環奈ファースト写真集『Little Star~KANNA15~』(ワニブックス)と『渡辺明の居飛車対振り飛車Ⅰ』(NHK出版)だった。私は言う。
「次回は深キョン(深田恭子)の写真集を入れるからね」
「いやあ、楽しみだなあ。深キョンっていくつくらいですかねえ? あれはスゴイ、あれはかわいいなあ……」
白石はいかにも楽しみといった声を上げた。
「うーん、30代半ばくらいかなあ……(*実際は37歳=取材時)」
私は適当に答えると、話題を事件のことに切り替えた。
まずは前回の面会で終了直前に話が出た、最初の殺人の前に知り合い、交際していながら殺害しなかったという、32歳の女性について。
「その人は、仮釈放で実家に戻ったあとに、SNSで知り合ったんです。仮釈放のときは父が身元引受人で、怒られたけど、しょうがないなって感じで、実家にいました」
橋本環奈の写真集にぶっかける気満々やん
「たしか、両親が離婚していて、お母さんが妹を連れて家を出たことは、その頃に知ったんだよね。家でお父さんに離婚の理由とかは聞かなかったの?」
私は少し話を脱線させ、彼の家族の話を持ち出した。
「なぜ母が(家を)出たかって話はしなかったですね。僕も聞かなかったですし……」
「妹さんとはどんな関係だったの?」
「妹とは小学校くらいまでは普通に話してましたよ。でも、思春期で話さなくなって、それっきりですね」
白石があまり詳細を話したがっていないように感じた私は、その話を掘り下げることなく、ふたたび32歳の女性について話題を戻した。
「32歳の女性とはどんなお付き合いをしたの?」
「その女性のオゴリでご飯を食べたり、あと、ホテルに行ったりとか、普通に付き合ってましたね……」
一人目の被害者との多忙な二股交際
そんなさなか、白石は一人目の被害者となるAさん(当時21)と、SNSで知り合ったのだそうだ。彼は語る。
「その途中で、一人目に殺した女の子と会ったんです。Aさんは、たまたまいろいろ好都合な条件が被ったんです。僕はそのとき収入はゼロだし、とにかく現金が欲しかったんですね。で、彼女は貯金があると話してて、かつ、口説けそうだったんで……」
橋本の写真集は拘置所への差し入れ需要で売れてるんか
白石によれば、交際相手である32歳女性(Xさんとする)との、今後を考えていたタイミングでAさんと出会ったという。
「これからどうしようかなと思っていたときにAさんと会い、彼女を口説いて、『じゃあ一緒に住もうよ』と言ったら、『いいよ』と答えて、それでふたりで不動産屋に行ったんです。そこで僕が部屋を借りようとしたら、収入がなければダメだと断られて……」
ただし、その不動産業者の担当者から、預金口座に一定の残高があれば、仲介は可能だと言われたのだと話す。
「日雇いのアルバイトをしてると話してたAさんに『一旦、おカネを入れてくれない』って頼んだら、『いいよ』って。それで彼女は50万円(*実際は51万円)を振り込んでくれたんです」
「正直、自分にとっては都合のいい相手でした」
白石とAさんは物件を見て歩き、後に犯行現場となるアパートを決めている。
「嬉しい話で、Aさんが僕に惚れてくれたんですよ。一緒に居たいとベタベタしてたんです。それで僕も、一緒に住んだら彼女には借りた部屋に居てもらい、自分が養うと話してました。もちろん部屋を借りさせるための口実で、その気はありませんでしたけど……」
白石は淡々と語る。「正直、自分にとっては都合のいい相手でした」と口にする反面、「でも、すごくいい子でした」と振り返る。
「それで、無事に部屋を借りられたんですけど、彼女が、ほかに誰かと付き合ってることがわかったんです。定期的に誰かと電話で話してるみたいだったし、尋ねても『彼氏がいない』とは明言しないし……。
それで、この子が入れ込んでるいまのうちはいいけど、気持ちが離れたら、『出てって』、『おカネ返して』、になると思いました」
目を瞑って語りだす白石
そこで白石は目を瞑り、独り言のように切り出す。
「いま思えば、当時の生活にはよっぽど不満があって、それを打開したかったんでしょうね。父への借金があったし、家で父から『就職しろ』って言われてて、居場所がなかったんで。一刻も早く家を出たかったんです。
その借金がなかったら、全然違うと思いますね。あと、スカウトをやってなかったらとか……。まあ、イフ(もしも)の話をしてもキリがないですけど…」
伸び放題の髪の毛で瞑目して体を揺らす彼の姿に、顔も体型もまったく違うが、一瞬、麻原彰晃が重なる。
「だから、父への借金を返したり、父から自立して、マトモな生活をするための強盗殺人でしたね。警察にもそう話してます」
「調べでそう言ったんだ」
「警察は強盗強姦殺人で押印したら、次の日から全然態度が違いました。それまで笑みはなかったのに、急に『暑くない?』とか『お茶飲まない?』とか……」
「検察は?」
「検察は最初から優しかったです」
「50万なり100万なり持ってると知ったら殺してたかも…」
話題が少し逸れたため、私は、「それにしても、XさんとAさんと同時進行で付き合うのって、大変じゃなかった?」と尋ねた。
「正直、忙しかったです。朝までラブホで、次の子と待ち合わせたり。両方とも、おカネになりそうだったから。ただ一人目(Xさん)はラッキーなことに、相手の貯金を知らなかったから(殺さなかった)。もし、50万なり100万なり持ってると知ったら、殺してたかもしれないです」
平然と物騒なことを言う。だが、彼なら現実にそうしたことだろう。そこで面会時間があと5分であることを告げられる。
事件の話を切り上げ、拘置所支給の半袖、半ズボンの服を着ていることの多い彼が、今日は同じペパーミントグリーン色の長ズボンであることに触れた。
「いや、部屋が寒いんすよ」
「あ、そうか。冷房が効きすぎてるんだ」
「そうですね。もうガンガンに入ってるんで」
そんな会話のあと、次回の面会日についての打ち合わせを済ませ、面会を終了する間際になって、彼は以下の言葉を残している。
「そういえば今日、女の記者が来てました。(彼女と会うかどうか)悩みましたよ。23歳ですよ! まあでも、小野さんは優先しますから。橋本環奈が来ない限りは、優先しますよ」
面会は一日一組限りだ。私が立っているのは、薄氷の上なのかもしれない。
ここまでが前編や
すげー普通の会話に見える
《座間事件》残虐死刑囚が獄中で語った解体時の記憶「臭いとか、9人が9人とも、全部違うんですよ」
殺害実行まで悩んだのは5日間
「いやあ、深キョンはマジ凄いですね。顔とかは橋本環奈もいいんですけど、カラダはもう、全然深キョンのほうが良かった」
8月26日の9回目の面会。白石は前回差し入れた、深田恭子の最新写真集についての感想から話を始めた。その流れで、次回以降の差し入れに、彼女のほかの写真集を加えることが決まる。
ちなみにこの日、私が差し入れたのは古書店で求めた美術展覧会の図録だ。『カンヴァスに描かれた女性たち』という、ポーランド・ワルシャワのヨハネ・パウロII世美術館所蔵の人物画が収録されている冊子。まあ、美人画が多いので喜ばれるだろうとの目論見で選んだものである。
なげーよ
「じゃあ、今日もそろそろ事件の話題をさせてもらうね」
「はい、どうぞ」
そのようにして切り替えた次の話題は、最初の殺人について。私はまず殺害の時間帯を尋ねる。
「殺害は夜です。昼にいろいろやらせたんですね。家族に手紙を書かせたりとか……。捜さないでくださいっていう内容のもの。自分が望んで失踪するので、捜さないでくださいっていう書式がネット上にあって、それをそのまま当日の昼までに書かせました」
ネットで調べた「犯行が発覚しない方法」
白石によれば、犯行が発覚しない方法は、すべてネットで調べたとのこと。
「これも昼にやらせたんですけど、総仕上げに携帯を捨てさせました。足取りが消えるように。江の島の海に捨てろと言って、当日の昼、彼女がひとりで捨てに行ってます。
ただ、逮捕されてからわかったんですけど、彼女は携帯を捨てず、片瀬江ノ島駅のトイレ(*実際は別の場所の公衆トイレ)に隠してました」
被害者のAさんは携帯電話を捨てずに、あとで回収しようと考えていたのだろう。その携帯電話は第三者によって発見されている。
「それから、うちに来る前に、職場を自分から辞めさせてます。聞いた話では、派遣で日雇いの作業をやっているということだったので、そこにもう辞めると伝えさせました」
前回も話していたのだが、犯行前に家族や職場との繋がりを切らせることが必須だと、白石は考えていた。
「でも、おカネ欲しいし…」
「それで、彼女が戻ってくるのを部屋で待つ間、僕は(遺体)解体の方法を、改めて調べてましたね」
「でも、いざ実行する段階になると、殺害や解体っていうことに躊躇はなかった?」
私が質問を挟むと、彼は事件を振り返る際の癖で、目を瞑って言う。
「めちゃくちゃ悩みました。初めてだし、思いついて実行まで5日間くらい考えました。いやあ、すげえ迷いましたね。どうしよう、って……。
でも、おカネ欲しいし、実家(住まい)で、借金まみれで、父に仕事探せ、借金返せ、早く自立しろ、と言われてて、それがすごく嫌だったんですね。だけど、まともに働く気がなくて……。彼女はヒモになれそう(な相手)だったんだけど、いいツボが重なったんで……」
「ツボ?」
「(部屋を借りる)頭金を払ってくれたし、(不動産業者への)見せ金を貸してくれたでしょ。この状況をどうしても手放したくないと思ったんですよね……」
これもすでに記したことだが、Aさんに彼氏がいると感じていた白石は、彼女の翻意を恐れていた。いずれ貸したカネを返せと言われるくらいなら、と殺害を決めたのである。
遺体解体時の強烈な心理的抵抗
室内で“計画通り”に、Aさんを殺害した白石は、すぐに次の行動に出ている。
「まず死亡を確認するため体に触ると、冷たくなっていて、心臓が止まっていました。そこで、首についているロープを切って、解体のために浴室まで引きずって行ったんです。(殺害して)放っておくとマズイと思ってました。調べてたなかに、死体はすぐに腐り始めるとあったので……」
「Aさんは裸の状態だったの?」
「いや、ぶら下げたとき(殺害時)に服を着せてます。下着も。ズボンを穿いてました」
心理的な抵抗はあったが、すぐに事前に用意していた刃物を使い、解体に取りかかったという。
「まずは血抜きのために首を落とすんですけど、うつぶせの姿勢で、浴槽の縁にみぞおち部分を載せ、体は外でみぞおちから上が浴槽内という状態でした。もちろん、抵抗はありました。
とくに一人目に関しては。包丁を相手の首のうなじの部分につけて、引いたときに……コーラを振って開けるとモワモワと出てくるじゃないですか、そんな感じで血が出てきたんですよ。
蛇口を上に向けて水を出したように。その瞬間に、頭痛がしました。でも、殺したからには、やらなきゃならないと決めてましたから。ただ、ウワッとなって……。映像(ママ)とか臭いがすごいんですよ。それでも、やらないと捕まると思って……」
それから白石は解体の手順をひとつひとつ、落ち着いた口調で説明する。
座間と言えばこいつと片足ビッコマンのイメージしかないけど
他になんかあるんか?
植松「(座間の事件について)もったいないですよね。社会に絶望して自殺というのは本当にもったいない、と思うんです」
「精神的な限界を感じて、寝ちゃいました」
「首を落として、血を抜いて、そのあと肩を落として、手首、肘をバラして、もう片方の肩を落として、手首、肘とバラして……。足に取りかかる前に、精神的な限界を感じて、寝ちゃいました」
「……眠れたの?」
「寝れました。倒れるように寝てました。それで朝に起きて、腐臭を少しでも防ぐために、早くしないと、と思って浴室に行って、『うわーーーっ』となったんですけど……」
この驚愕の気持ちを口にするとき、白石は肩を落とし、大きく息を吐いた。
「前の日、浴槽に水を張って、大量の入浴剤を入れて、そこに全部浮かべてたんですね。でも、昨日よりも臭いがひどくなった気がして……。だけどこのままやらないと、もっとひどくなると思って……」
続いて実行した手順をふたたび説明する。
「胴体を浴槽から出して、足首、膝、太ももの付け根の順で切っていきました。今日中にやらないと、と思って、取りかかりました」
そう話す白石は両腕を胸の前で組み、目を瞑っている。
「で、大きい部分をバラして、関節ごとのバラしが終わったら、皮を切ったり、骨から肉を外す作業をやったんです」
正直、耳にしていて嫌悪感を覚える内容だ。だが私は聞く。
「やっぱり、忘れられない状況だった?」
「いやあ、よく憶えてますね。いま思えば、臭いとか、(殺害、解体した)9人が9人とも、全部違うんですよ。最初のとき、すごい臭いがすると思ってましたけど、他の人をバラしてみて、あれは全然臭くなかったんだって気付きました」
イケメンでもねーのになんでこんな女にモテたんだろうな
スカウト出来るくらいだからよっぽど話が上手いのか
おぞましい解体を振り返った直後に発した一言は…
そこで刑務官から、面会の残り時間が5分だと知らされた。
「じゃあ、今日は事件の話はここまでで……」
そう制して、次回の面会日を打ち合わせている私に、白石は切り出す。
「あ、小野さん、次回の差し入れ、やっぱり深キョンじゃなくて、前回のとは違う橋本環奈のやつ(写真集)でもいいですか? 深キョンはその次ってことで……」
私は頷き、それを粛々とメモに書き留める。
おぞましい解体の内容を振り返った直後に、こうした己の欲求をすぐに口にできる。そこにこそ彼の本質が表れているのではないか。胸の内にはそう書き残した。
突飛なこと言ってんのかと思ったけど
普通すぎてつまんねー内容だな
>>37
それが怖くないか?
殺人して死刑判決下された後の精神性にしては落ち着きすぎやろ
終わりや
性欲と金銭欲のみやな
鹿かなんか解体してるみたいな口ぶりやな
よく
朝起きても浴室に死体がある恐怖を知ってるのに
その後も何人も殺したな
死体処理を考えるとやっぱ人は殺すもんちゃうね
少なくとも少年法効かんなったらやめるべきやわ
やっぱり人間の解体って重労働で大変そうだと思った(小並感)
これ出版されたら遺族はたまらんな
自分にしか興味のない人間の話は面白くないというのが理解できました
こういう人でも処刑寸前になったら発狂してしまうのだろうか
それとも最後まで他人事でいられるのかな
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引用元: この記事は2ch.scからまとめました。
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