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2012/01/17 21:00

いつの間にか出張ホストになってたときのこと話す

1:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 07:46:19.32 ID:N0gsyBJgO

田中邦衛



需要ないかもしれんが書いてく。

2:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 07:48:37.19 ID:N0gsyBJgO
スペック
当時20♂
名前 ひろし(仮)
顔 モンスターエンジンの目が細い方に似てるらしい
毛 ふさふさ
背 171
趣味 ネトゲ
家族 父母俺妹
















4:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 07:54:02.72 ID:N0gsyBJgO
まだ20才くらいのときの話。
俺はコンビニでアルバイトをしながら、ごく普通の大学生活を送っていた。
うちは全然金持ちではなかったけど、まぁ両親共に働いてるし、そんなに金には困ることなく人並みに暮らしてたと思う。
ある日いつものようにバイトを終えて家に帰ると、駐車場に家族以外の車が一台とまっていた。

3:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 07:50:18.75 ID:bqvPS0tC0
よし読む

5:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 07:57:35.56 ID:N0gsyBJgO
>>3 ありがとう!
時刻は22時過ぎ。
こんな夜中に客?とは思いながらも、そーっと玄関を開けると何やら聞き覚えのある声が聞こえた。
この声は母親の姉だ。
母姉は独り身で暇なのか、ごくたまにうちへ遊びにくる。
あーまた来てんのか…こいつも暇だなと思いながら何気なしに居間に開けた俺は仰天した。
母親が泣いてる。

6:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:01:03.95 ID:N0gsyBJgO
ついでに母姉も泣いてる。
「…は?」
何が起こったのかわからず立ち尽くす俺を見て母姉が鼻声でこう言った。
「ヒロシのお父さんいなくなったよ」
…………へ?
親父がいなくなった=死んだってことかと解釈した俺は驚きのあまり半笑いになった。
「え?いやいや…え?w」
とりあえず母親の方を見た。
母は何も言わない。
母姉も何も言わないので、俺はただバカみたいに一人で半笑いでえ?え?何が何が?どういうこと?wと言い続けてた。
すると母姉が大きくため息をついて、やっと重い口を開いた。

7:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:03:32.67 ID:m00mhcI/O
ひろしwww

8:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:06:37.16 ID:N0gsyBJgO
ちょっとめんどくさい内容だから簡単に話す。
どうやら親父が家出したらしい。
しかも親父は家族に内緒で借金を作ってて、その借金を返すためにまた借金をして、そしてそれを返すために借金して…ってな具合で今莫大な借金をしてしまってるらしい。
通帳に入れておいた貯金も借金の支払いに使ったのか、いつの間にか0になっていて、もうとにかくうちは大変なことになっていた。
母親がそれを電話で親父に問いつめたら、「すまない、どうにかするからちょっとだけ待ってくれ」とだけ言われてそれから連絡がとれないらしい。

10:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:12:01.59 ID:N0gsyBJgO
母姉「あんたのお母さん、ショックで今こんな感じになっちゃってるから今日はおばちゃんもここに泊まるけど、ヒロシは長男だから、気をしっかりもちなさいよ。
あと…最悪ひろしは学校辞めて家の稼ぎがしらにならなきゃいけなくなるかもしれないから、そうならないようにちゃんと考えようね」
………えーっ
いやいやいや急にそんなこと言われても…
あまりに突然で、頭の悪い俺はどうすればいいのかわからなかった。
えっ俺が長男だからどうすればいいの?
稼ぎがしら?
学校はやめるの?
とりあえず親父は生きてたのね。 
で?で親父がこのまま帰らなかったらどうすんだ?
まさか自殺してるってことは…
頭がごちゃごちゃだった。

11:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:21:19.72 ID:N0gsyBJgO
アッハーー!!wwwとにかく寝ようwwwうんwもう明日考えよwwwwwwwww
と思いながら横になったが、普段強気な母親の抜け殻みたいな姿がショックであまり眠れなかった。
そして翌朝。
母姉が飯つくってた。
母親は睡眠薬飲んで寝てるらしい。
妹はすでに飯食って学校に行っていた。
ちなみに妹は中学一年で、昨日の話は何も知らされていない。
親父は出張に行ってることになってるし、前日の夜も妹は部活で疲れて部屋で早く寝ていたので母親の泣いてる姿は見ていない。

13:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:28:32.01 ID:N0gsyBJgO
あーやっぱり夢じゃなかったのか。
ぼんやりそう思いながら飯を食い、学校へ向かった。
親父が行方不明なこと(会社も有休使って休んでる)、母親が泣いてたこと、借金のこと、今後の俺…
いろいろ考えながらバス停に向かった。
なんだかすげー気が重い。
やっぱり母親のあの姿はショックだったな。
思い出せば思い出すほど胸が痛くなった。
そして母姉のあの言葉
「最悪ヒロシがここの稼ぎがしらになる」
俺が稼ぎがしら……
なんだかだんだん「あれ?俺こんな呑気に今日学校に行ってる場合じゃなくね?w」という気持ちになってきた。
そしてもうなんかだんだんいてもたってもいられなくなった。
そのままそわそわしながら歩いているとネットカフェが目に入ってきた。
そうだ、こういうときはどうすればいいのか、まず調べるべきだよな…!よ…よし!
俺は学校をさぼってネカフェに入った。

14:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:34:11.59 ID:N0gsyBJgO
ブースに入り、パソコンを開いたはいいものの、何をどう調べればいいのかわからない。
とりあえず、 借金 助けて でググってみたw
借金に関するものがズラーッと出てきた。
自己破産やら弁護士やら取り立てやら。
はぁー…何から見ていいのかわけわからん。
とりあえずざっといろいろ見てたら、あるものが俺の目に飛び込んできた。
時給2500円以上。
空いた時間でok!学生さん、フリーター大歓迎!
資格はいりません!
出 張 マ ッ サ ー ジ 男性ス タ ッ フ 大 募 集!

15:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 08:51:29.82 ID:N0gsyBJgO
マッサージに関する知識のかけらもない俺はそれを見て
「ええっマッサージって資格なくてもすげぇ儲かるんだなぁ!」
と純粋に驚いたw
空いた時間かぁ…
しかも学生さん大歓迎…
もちろん少しは疑った。
普通資格もない奴がマッサージしてそんなに給料もらえるのか?
なんでそんなに時給高いんだ?
あー、でもマッサージって結構体力使うだろうし大変なのかもな。
それでなかなか続ける根気のある奴がいない。
今の時代一人暮らしの老人も多いし、繁盛もしてて、だから時給が高いのかも…
俺が稼ぎがしらと言われて頭が沸騰してたのかもしれない。
数秒の間に浅い推理をし終えた俺は、ためらいなくそのページを開いた。

16:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 09:06:25.53 ID:N0gsyBJgO
時給:2500円以上
時間:9:00~4:00
あなたの都合のいい時間でok!
資格:18~40才までの元気で清潔感のある人。
やる気があれば誰にでも簡単なお仕事です。
プロのマッサージ師が丁寧に教えます。
何かご質問があればお気軽にお電話、またはメールでお問い合わせください。
オフィシャルサイト
http://www.xxxx
問い合わせ
090-xxxx-xxxx
mail:xxxxx.xx@ezweb.ne.jp
だいたいこんな感じだったと思う。

18:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 09:10:15.57 ID:1/yrb1Cf0
読んでる

20:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 09:33:09.45 ID:VgKOFfRCO
おい、早く続きを
22:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 10:35:25.73 ID:N0gsyBJgO
そしていざオフィシャルサイトへ。
あれっ?
なんだか想像してたマッサージ店とはだいぶ違っていた。
俺が想像してたのは、なんかこう、ご老人の肩を力強く揉んであげたり、指圧で腰痛を治したりするどっちかというと整体師みたいなのを想像していた。
でもこの店はそんなんじゃない。
なんかすげぇオシャレ。
どっちかというとエステみたいなシャレた店だった。
だめだ…
こんなエステみたいな店で俺なんか雇ってもらえるわけがない。
しかもこれ絶対老人こねぇだろ…くるなら若い女か。
地味な上に童貞で普段恥ずかしくて女性と目を見て話せない俺はひるんだ。
こんなキラキラした仕事俺にできるわけねぇ!w

23:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 10:38:33.96 ID:N0gsyBJgO
少し取り乱したが、負けずにシステムを読んでみる。
この店のマッサージはバリ島式マッサージというものをするらしい。
泥を使ったジャンゴなんとかっていうやつを背中に塗ったり顔に塗ったりして優しくマッサージをするそうだ。
だめだ…オシャレすぎる…
半ば諦めた状態で、スタッフ紹介のページを開いた。
あれっ!
どうせイケメン揃いのシャレメンばかりなんだろと思っていたが、意外にも数人ブサイクがいた。
っていうかそんなにみんなイケメンでもない。
ちょっと希望がわいた。

31:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:08:36.52 ID:N0gsyBJgO
これ俺でもイケるんじゃね!?
数人のブサメンを見た俺は、みるみるやる気がみなぎってきた。
……よし!
とりあえず応募してみるか!
何事も行動にうつさなきゃ何も始まらないよな!
こんなに条件のいいとこなんて滅多にないだろうし!
奇跡的に採用してもらえるかもしれないし!
だって、ほら、俺長男だし!
金稼いで家族を守らないと!
よっしゃぁぁぁあああ!!!!!!!
普段気弱でうじうじしてる俺だが、無理矢理でも気合いを入れて、さっそく電話で面接の予約を入れることにした。

32:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:10:27.76 ID:N0gsyBJgO
ピッ…。
ポッ…。
パッ…。
ドキドキしながら何度も確認しながら番号を押す俺。
はぁー…なんかやっぱ緊張するわ…
…………
プルルルルル
あっ!!かかった!!
ピッ。
俺は緊張のあまり光の早さで電源ボタンを押した。
通話終了…
だめだw
やっぱもうちょっと心の準備がいるw
とりあえず深呼吸をした。
スゥー
ハァー

あれっ?
てかわざわざ電話しなくても、メールで問い合わせてそのまま予約すればいいんじゃね?

33:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:19:13.89 ID:N0gsyBJgO
小心者な俺は大事な面接の予約をメールですることにした。
普通だったらメールで予約してくる奴なんてソッコー落とされるよなw
でも俺はゆとりだから気にしない。
メール本文
お忙しい中すいません。
求人を見てメールさせていただきました、本田と申します。
マッサージは全くの未経験なんですが、大丈夫でしょうか?
良ければ、面接をお願いしたいです。
よし、これでいいだろ!
送信。
34:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:21:01.42 ID:N0gsyBJgO
あ~やっぱ文章ちょっとおかしかったかなー…とかいろいろ思いながら送信した文を読み返して待ってたら、意外にもすぐに返事はきた。
返信メール
本文
お問い合わせありがとうございます!!(*^O^*)
はい!!未経験の方も大歓迎ですよ(ピース)
当店はほとんどが未経験の方ばかりです☆(^w^)
プロのマッサージ師が在籍しておりますので、ゆっくり丁寧にお教えしますのでご安心くださいー♪(キラキラ)
失礼ですがお年を教えていただけますか?(^w^)
(キラキラ)
なんかかしこまってた俺がバカみたいに思えるような、絵文字だらけのポップなメールが届いたw

35:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:22:44.41 ID:N0gsyBJgO
ちょっと戸惑ったけど、まぁ返事しやすい感じだし、よかったなと思いながら年齢を書いたメールを再度送信した。
すると、あれよあれよという間にすぐ面接が決まった。
今日の夕方15時。
場所、近くのファミレス。
ファミレス?
とは思ったが、まぁそんなもんなのかなと思い、特に気にはしなかった。
あと、履歴書はあっちが用意した紙に簡単に記入してもらうからいらないらしい。
手ぶらの面接。
なんて楽なんだと思いながら15時まで待つ。

36:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:33:26.42 ID:N0gsyBJgO
14時50分。
ファミレスの駐車場についた。
着いたらメールで連絡するように言われていたので、さっそくメールをいれる。
俺、手ぶらの普段着。
やっぱりリクルートスーツの方がよかったんじゃ…
髪、変じゃないかな…
そんな不安を胸に、5分くらいそわそわして駐車場で待ってると、相手から電話がかかってきた。

37:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:41:40.73 ID:Xd8fxOywO
ほう ほう

39:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 17:49:51.55 ID:N0gsyBJgO
「あっもしもし本田さんですか!?わたくし本日面接させていただく武田と申しますー。すいません遅くなってしまって!
ちょっと道が混んでまして、今着きましたー!すいません!
すいません、本田さんはどちらにいらっしゃいますか?」
すいませんすいませんって、えらく腰の低い人だなぁと思った。
そして電話を終えると、中肉中背のスーツの男が俺の前に現れた。
年は40前後くらいだろうか。

43:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 18:35:46.10 ID:kwC3Odot0
昔友達と出張ホスト募集を大スポに3行広告うって、童貞キモ豚に登録代名目で金とってドロンしてガッポリ儲けたのはいい思い出だ。

50:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 23:24:24.30 ID:N0gsyBJgO
軽く挨拶をした後ファミレスの中へ入った。
一番手前のテーブルに座り改めて挨拶をする。
武田「いやぁすいませんね、本当にお待たせしちゃって」
俺「いや全然待ってないんで大丈夫です」
武田「いやははは…。えー、じゃあ改めまして、武田と申します。今日はよろしくお願いします」
名刺を差し出す武田。
こいつは後ですげー嫌いな奴になるのであえて呼び捨てにするw
俺「あっ、はい。本田です!こちらこそよろしくお願いします!」
深々と頭を下げて俺は名刺を受け取った。
あれ?
名刺には例のマッサージ店の名前はなかった。
あるのはなぜか某有名な葬儀会館、〇〇斎場の名前だった。
51:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 23:42:08.73 ID:N0gsyBJgO
へ?
この人名刺間違えてない?
唖然としながら名刺を見ていると武田が「あ、気づいちゃいました?ふふふ」みたいな顔してしゃべりだした。
「あーすいません、僕斎場の方もやっておりまして。マッサージ店も経営してるんですが、ちょっと今名刺をきらしてしまってまして、すいませんがこちらの名刺にさせていただきましたー。すいません。」
ペコペコしながらも、なんだかまんざらでもない顔をして言う武田。
いやいや名刺きらしてるって何だよw
って普通は思うんだろうけど、ゆとり最強。気にしない。

52:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 23:53:46.42 ID:ytDwGoQE0
>>51
失礼なことは重々承知の上で、本当に名刺が切れてて前の部署の名刺や昇格前の名刺を出すことはある。

53:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 23:56:10.72 ID:N0gsyBJgO
>>52 あ、そうなんだ!
知らなかった。

54:名も無き被検体774号+:2012/01/10(火) 23:56:55.58 ID:N0gsyBJgO
挨拶を一通り終えると、武田は数枚の紙を出してきた。
一枚はマッサージをするにあたっての禁止事項や注意点などが箇条書きにされたもの。
「やはり接客業になりますから、清潔感は大事にしてもらいたいです。
特に爪はこまめに切り、マニキュア、指輪、ブレスレットなどは禁止とさせていただきます。よろしいですか?」
オシャレ感0の俺は快く承諾した。

55:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 00:35:37.43 ID:H44JcBnvO
もう一枚は簡単な履歴書用紙みたいなもの。
特に問題もなくチャッチャと記入した。
そして最後の一枚。
これには何も書かれていなかった。
白紙の紙を前に武田はボールペンを取り出し、殴り書きで数字を書き始めた。

56:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 00:46:14.77 ID:H44JcBnvO
60→5000~6000
90→8000~9000
120→12000~13000
3H→20000~21000
延長30→3000
忘れたけどたぶんこんな感じで書いてたと思う。
武田「えーっと今からお給料についてご説明しますね。
本田さんが見た求人には時給2500円と載せていたと思いますが、あれはジャンゴパックを使ったマッサージのお給料なんですね、はい。
しかし、本田さんはまだお若くて体力もありそうなので、ジャンゴパックとは別にアロマオイルを使ったマッサージもやってもらいと思っています。
そのオイルマッサージというのは今若い女性にすごく人気がありまして、時給5000円からお支払いいたしております。」
時給5000円!?

57:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 01:00:47.06 ID:H44JcBnvO
さすがの俺も怪しんだ。
これもしかしてヤバイとこなんじゃね…?
俺「あの…なんでそんなに時給高いんですか?」
恐る恐る聞いてみた。
すると武田は笑いながらこう言った。
武田「うちの使ってるオイルはね、そこいらの店で使ってるオイルとは質が違うんですよ。海外からわざわざ取り寄せてますからね。
なので、多少料金が高くても美意識の高いお客様はそれを目当てにうちを利用してくださるんですよ。
なので時給5000円でやってもらっても十分に店側にも儲けは出ます。ありがたいことに。」

58:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 01:15:50.56 ID:lzgidtD30
ごくり
59:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 01:16:26.04 ID:H44JcBnvO
へー…そうなのか。
確かにアロマオイルを使ったエステとか料金高そうだよな。行ったことないけど。
とりあえず納得した。
武田「それでですね、うちはいくつかのコースに別れていまして、60分コース、90分コース、120分コース、3時間コースとございます。
お支払いするお給料は60分コースの場合で5000円、90分コースは8000円、120分は12000円、3時間コースで20000円となります。
お客様が延長を希望された場合は30分ごとに3000円、別にお給料が発生します。
しかし完全なる歩合制となりますので、お客様につかないことにはお給料は発生しません。
ですが、うちは常連のお客様も新規のお客様もとても多いので一日に1人もお客様がつかないことはまずないので安心してください。」
とにかく給料の説明はこんな感じだった。
63:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 08:09:22.39 ID:H44JcBnvO
時給5000円…
夢のような話だった。
そんなことが本当にあるのだろうか?
騙されてるんじゃないか?
いや、でもこの人はあの有名な〇〇斎場の人だし、HPもちゃんとしてたし…。
(武田は確か〇〇斎場の店長だか総支店長だか社長だかで結構偉い位置にいる人だったんだけど忘れた)
武田「じゃあせっかくなんで今日のうちに職場の受付と顔合わせだけでもしときましょうか。
場所もわかりづらい所なので、僕の車で案内しますよ。明日からはそちらの方に来てください。」
さっそく明日から働くことになった俺は、武田の車で職場まで案内してもらうことになった。
64:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 08:11:56.07 ID:H44JcBnvO
武田「汚い車ですけどw」
汚いというよりボロかった。
緊張しながら助手席に座る俺。
足下にコンビニで売ってるあの安い100円のお茶が転がっていた。
「ああ、すいません!そっちに落ちちゃってましたか。運転中は喉が乾くもんでw」
武田はペコペコしながらお茶を拾った。
車はボロいし、味もへったくれもない安いお茶を飲んでるし、本当にこの人儲かってるのかな?
俺の中でまた一つ疑問が湧いた。
しかしもう車の中。
「ちょっと待ってください!やはり仕事のことはもう少し考えさせてください!」
…なんて言える勇気もなく、言われるがままに職場へ向かった。

65:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 08:19:58.90 ID:H44JcBnvO
「さ、着きましたよー。ここです。」
へ?
…ここ?
着いたのは何の変哲もない縦長のアパート。
武田「ちょっと待っててくださいねー。もうすぐ受付が降りてきますんで。」
車からおりて、アパートの前で待つ俺と武田。
アロママッサージっていうくらいだから綺麗なお姉さんでも出てくるんじゃないかなーとちょっとだけワクワクして待ってたんだけど、実際にアパートから出てきたのはスーツ姿の60くらいのじぃさんだった。
しかもよく見ると田中邦衛そっくり。
オイオイオイwwwwwまさかコイツじゃないだろうなwwwいやーないないないwwそれはないww
しかしじぃさんは俺らの前でとまった。
邦衛「本田さん?」

66:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 08:33:39.57 ID:z153IAYtO
まあ風俗は基本的に歩合制だからな
名古屋のとある風俗で指名した嬢に翌日偶然会って
そのままコーヒー飲みに行った時に聞かせてもらった

67:名も無き被検体774号+:2012/01/11(水) 08:37:46.03 ID:H44JcBnvO
コイツだったみたいーーー!!wwww
俺は吹き出しそうになった。
まさかこんなじぃさんが受付だったなんて…ってかこのじぃさんどんだけ邦衛に似てんだよwww
なんだか今までの肩の力が一気に抜けた。
軽く自己紹介を終えると、邦衛は忙しいらしく、さっさとアパートに戻っていった。
武田「今のおじさんに店のことはすべて任せてあるから、何かわからないことがあったらあのおじさんに何でも聞いてくださいね。一応明日アパートについたら僕じゃなくて店に電話ください。おじさんが出ますから。」
そう言って店の番号を書いた紙を俺に渡して、またファミレスまで車で送ってくれた。
77:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 02:11:29.39 ID:GMevrJ/JO
そして翌日。
学校の授業を終え、例のアパートの前に着いた。
「いよいよかぁ…」
正直心臓が飛び出そうなくらい緊張していた。
だがここで逃げるわけにはいかない。
俺は大きく深呼吸をした。
よし!
爪は切った!
歯も研いた!
髭も剃った!
ワックスもつけた!(おしゃれ)
ここで頑張らなきゃ男じゃないっっ!!いくぞっ!!
いざ!!アパートの中へーー!!!!!
ってそういえば着いたら電話するように言われてたの忘れてた。
俺は武田にもらったメモを取り出し、番号を確認して邦衛へ電話した。

82:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 08:41:41.09 ID:GMevrJ/JO
プルルル
ガチャッ「はい、ウィズユーでーす。」
俺「あっ、え?」
あれっ ウィズユー?
番号間違えたかな…
今日行く店の名前はウィズユーじゃない。
俺「…
あのー本田ですが」
一応名乗ってみた。
「ああ本田さん。305号室だから入っていいよ、鍵開いてるから」
相手は邦衛だった。
どうやら番号は間違ってなかったらしい。

88:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 20:54:00.31 ID:GMevrJ/JO
あれ?
でもウィズユーって言ってなかったか?
少し気にはなったが、まぁこれ以上考えても仕方がないので、気にしないことにした。
コンコン
「こんにちわぁ…」
恐る恐るドアを開ける俺。
「あ、入ってきていいよー。鍵は閉めないでね」
奥の部屋から邦衛の声がした。
俺「あ、はい。失礼しまーす…」
中へ入るとなんだか煮物のにおいがした。
そして何もないガランとした玄関。
あるのは男物の革靴が一足だけ。邦衛の靴だろう。
玄関からあがると、すぐ左に古ぼけたキッチンがあった。
テーブルの上にはタッパーや箸たて、醤油、ラップをしたお椀が置いてあった。
なんなんだこの庶民感…
本当にマッサージ店なのか?
あ、でも出張店だからこんなもんなのかな…。
そんなことを考えながら、邦衛のいる奥の部屋へ向かった。
トントン
「失礼しまーす…」

89:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 20:56:57.42 ID:GMevrJ/JO
部屋の扉を開ける俺。
するとそこには、こちらに背を向けて正座をして座っている邦衛の姿があった。
薄暗い畳の部屋にポツンと座る邦衛。
漂う煮物の香り。
まるでホラーだ。
そして邦衛はゆっくりとこちらへふり向くと、笑顔でこう言った。
邦衛「こ ん に ち は」
ひぃぃぃっっっ!!
90:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:00:41.79 ID:GMevrJ/JO
実際は別にホラーでもなんでもなかったけど、ちょっとだけ気味が悪かったのを覚えている。
俺「きょっ…今日からよろしくお願いします!」
思い切りうわずった声で頭を下げる俺。
それを見て邦衛はゆっくり立ち上がりながらこう言った。
邦衛「はいはいよろしくね。悪いんだけど今から女の子を一人迎えに行かなきゃいけないから一緒についてきてくれる?」
えっ女の子!?ウヒョーwww
下がりきってた俺のテンションが一気に上がった。
俺「はい!大丈夫です!」

91:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:06:00.58 ID:GMevrJ/JO
俺は邦衛に連れられて駐車場へと向かった。
駐車場にはたくさんの車と、ヤクザが乗るような黒光りの車が一際目立って一台とまっていた。
まさかこの車じゃないよな…?
邦衛「さぁ乗って」
まさかのこの車だった。

92:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:09:31.10 ID:GMevrJ/JO
こうして邦衛と俺の短いドライブが始まった。
「バタバタしちゃってごめんねー」
バックミラー越しにニコニコしながら後部座席の俺に話しかける邦衛。
ほがらかな人だなぁ…
俺「いやー全然大丈夫ですよ」
つられて俺まで笑顔になった。
邦衛「そう?それならいいけどねぇ。」
俺 「ニコニコ(^^)」
邦衛「今から来る子さー」
俺「ニコニコ(^^)はい」
邦衛「今日で辞めさせるんだよね」
俺「ニ…え?Σ(^^ )」
俺は耳を疑った。
なおも邦衛は話を続ける。

93:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:12:40.92 ID:GMevrJ/JO
邦衛「見た目もガリガリで全然色気がないし、なんかね、話してても全っっ然おもしろくないんだよー!
入ったときから大丈夫かなコイツとは思ったんだけどね、やっぱだめ。
一ヶ月で80万も稼がせてやったのに全然指名が返ってこないんだよ。
ったく、最低だよもう。金返せって言いたくなる。
だからもう今日で辞めさせた!」
俺は唖然とした。

94:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:14:22.08 ID:GMevrJ/JO
普通今日入ったばかりの新人に、こんなにも他のスタッフのことをボロクソに言うだろうか…。
っていうか辞めさせたってなんだよ!
たかが受付にそんな権力があんのか?
あとで武田に言いつけてやろうか。
モヤモヤとそんなことを考えていると、邦衛の車がコンビニの前で止まった。

96:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 21:53:02.80 ID:GMevrJ/JO
ガチャッ
「お疲れさまでぇーす!」
車のドアが開き、例の女の子が勢いよく俺の隣に乗りこんできた。
女の子「あ、新人さん?隣ごめんねー、ちょっとだけつめてくれるー?」
俺「あ、はい!すいません」
バタンッ
ドアが閉まると車はすぐに走り出した。
この子が今日辞める女の子か…
さっき散々邦衛から悪口を聞かされたせいか、なんだかすごく気まずい。
ああ…もう帰りたい。
受付は邦衛だし、アパートは煮物の匂いだし、車の中は気まずいし、なんだか泣きそうだった。

98:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 22:31:37.84 ID:GMevrJ/JO
アパートにつくと、女の子はそそくさと奥の部屋のふすまを開け、更に奥の部屋に入っていった。
すると邦衛が俺の耳元でボソッとつぶやいた。
「ね、ブスだったしょ?」
こいつまだ言うか!
これからこんな陰湿なところで本当にやっていけるのか、心底不安になった。
その後すぐ、邦衛は俺に「もう一人男の子がくるから」とだけ言い残し、どこかへ出かけていった。
その間俺は何もすることがないのでただただ部屋でボーッと座っていた。
暇なので適当に周りを見渡す俺。
すると、部屋の隅にある小さな棚に、あるものがズラッと並んでいるのを発見した。
そのあるものというのがなんと、
風 俗 雑 誌
まさかここ風俗じゃねぇだろうなwww
嫌な予感がした。

100:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 22:37:53.27 ID:GMevrJ/JO
(いや、でも俺男だし。
そんなわけねーよな…!)
当時の俺は女用の風俗が存在することなど、全くもって知らなかった。
ガチャッ
「お疲れさまでーす」
玄関の方から甲高い男の声がした。
邦衛の言っていた『もう一人の男の子』が来たのだ。

101:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 22:51:15.33 ID:GMevrJ/JO
待ってました!と言わんばかりに俺は玄関へと向かった。
別にそのまま座って待っててもよかったんだけど、なんだか頭がモヤモヤして、いてもたってもいられなかった。
とにかく邦衛以外の人と話したい!
そんな一心で玄関に向かうと、そこにはだいぶポッチャリした高校生みたいな男の子が立っていた。

102:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 23:09:39.46 ID:GMevrJ/JO
男の子は、なぜか玄関まで迎えにきた俺を見て一瞬キョトンとしていたが、すぐに笑顔になり「ああ、こんにちは。ユウキです!」と元気に挨拶をしてくれた。
たったこれだけのことなんだけど、なんだか救われた気がした。
笑顔の力ってすごい。(邦衛のいやらしい笑顔は別)

104:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 23:35:38.64 ID:GMevrJ/JO
そうしてユウキと俺は邦衛のいた部屋に戻った。
ユウキ「あ、俺社長にマッサージを教えるように言われてるんで、一応今から自分が教えます」
俺「あ、そうなんですか!よろしくお願いします」
ユウキ「あ、いやこちらこそwってか本田さん20才ですよね?俺18なんで敬語使わなくていいっすよw」
俺「マジで!?わかった、じゃあやめるわw」
ユウキ「あ、はい大丈夫っすwてかどこ住みっすか?」
俺「あ、俺?〇〇。」
ユウキ「〇〇!?遠くないっすか!?w」
こんな感じで和気藹々としゃべること数分。
俺はやっと不安な気持ちから解放された。
よかったー!
邦衛は嫌な奴だけど、ユウキはいい奴だし、ちゃんとマッサージも教えてくれるみたいだし、これなら頑張れそうだ!
こうしてやっとやる気を取り戻した俺に、ユウキは言った。
ユウキ「そういえばうちって本番ありなんですけど、大丈夫なんですか?」
本番?

105:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 23:44:48.73 ID:GMevrJ/JO
俺には本番の意味がわからなかった。
俺「何?本番って」
ユウキ「本番はえーっとですね、挿入ありってことですけど。」
ユウキは軽く言った。
…挿入?
俺は動揺した。
俺「挿入ありってその…え?エロいことしていいってこと?w」
普段下ネタなんて全く言わない俺が頑張って聞いてみた。
ユウキ「あー…もしかして何も聞いてないんすね」
ユウキは苦笑いでそう言った。
ユウキ「本田さんの面接って武田さんがしませんでした?」
俺「うん、したした!」
ユウキ「やっぱり。あいつ紹介屋ですよ」
へ?

106:名も無き被検体774号+:2012/01/12(木) 23:57:59.07 ID:GMevrJ/JO
俺「…紹介屋って何?」
ユウキ「紹介屋っていうのはなんていうか…、いろんな店に人を紹介して金をもらってる奴ってことです」
わけがわからなかった。
俺「じゃあ武田はこの店の経営者じゃないってこと?」
ユウキ「この店の社長は邦衛ですよ」
俺「!!」
あいつが社長!?
あの陰湿な受付の邦衛が社長!?
俺「受付のおじさんって聞いたんだけど…」
ユウキ「普通に嘘ですよそれ」
パニクって半笑いになる俺。
俺「じゃあこの店が出張マッサージ店ってのは本当だよね?」
ユウキ「まぁ合ってるっちゃ合ってますけど、正式には性感マッサージ店ですよ」
性 感 マ ッ サ ー ジ 店
107:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:03:35.31 ID:hE0XB7Fk0
wktk
108:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:13:17.20 ID:TcCoHkd2O
俺「せいかんマッサージ店…」
ユウキ「マッサージのついた女客用のデリヘルみたいなもんっすね」
デ リ ヘ ル
頭が真っ白だった。
客としても行ったことのない俺がデリヘル?
ましてや童貞なのにデリヘル…?
俺「…いやいやいや…え?w嘘だろ?w」
ユウキ「いや嘘じゃないっすよw」
俺「いーやいやいや俺を騙してるだけだろ?w」
ユウキ「いやいや嘘じゃないですってwじゃあそこに風俗雑誌があるんで『ウィズユー』の店名で探してみてくださいよ。俺の写真が載ってるんで」
俺は冷静を装いながら得意の半笑いで風俗雑誌を手にとった。
たくさんのページからウィズユーを探す。
ウィズユー…ウィズユー…………
…あった。
恐る恐るページを開く。
そこには数人のモザイクをかけたエロい格好の女性と、はだけた服を着た数人の男性の写真があった。
そしてその中にはユウキの姿もあった…。

109:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:20:20.74 ID:TcCoHkd2O
俺「ほんとだ…」
あまりの出来事に思考回路がとまる俺。
そんな俺を見ながらユウキは更に追いうちをかけた。
ユウキ「あと邦衛、あいつたぶんヤクザか何かですよ。俺も詳しく知らないけど、昨日客が言ってました」
俺「!!」
もう死にたい

110:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:27:28.70 ID:TcCoHkd2O
全ての話が飛び抜けすぎていて、もうどうしていいのかわからなかった。
俺「俺マジ全然知らなかったんだけど…」
ユウキ「いや、俺も知らなかったですよ!俺も武田の面接でここに来たんですもん。でもやっぱ金がいいから続けようかなーって思って」
俺「金…」
俺だって金のために入ってきた。
でも俺童貞だよ!?
初めてをどこの誰かもわからん女に仕事として捧げるってどうよ!?
家族のためでもやっぱりそれだけは嫌だ!
童貞は金じゃ買えないんだよ!!
俺「金いくらもらえんの?」
一応聞いてみる。

112:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:32:37.59 ID:TcCoHkd2O
ユウキ「昨日2人相手してオプション付きで2万ですかね」
俺「2万!?何時間で2万!?」
ユウキ「60分が2人でオ2時間ですね」
俺「時給1万!?」
確かに給料は良すぎる。
でもいくら金がよくてもやっぱり嫌だ…
しかも邦衛がヤクザって…
もうここからすぐにでも逃げ出したかった。

113:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:38:12.80 ID:lGLeDKsE0
wktk

114:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:40:43.23 ID:TcCoHkd2O
俺「ねぇ…俺辞めたいんだけど、すぐ辞めさせてもらえるかなぁ」
ユウキ「いやぁ…今日本田さん予約入ってるらしいんですぐは難しいんじゃないですか?」
俺「えっ!俺予約入ってんの!?」
ユウキ「言ってましたよ」
もう最悪だ…
今日はもう全てが最悪すぎる…
泣きそうになる俺をキョトンとした顔で見守るユウキ。
ユウキ「とりあえず流れだけでもざっと教えときますよ」
こんなにも辛い俺の表情を見ながらなんて冷静なんだこいつ…。
将来大物になるかもしれない。
とりあえず今はどうすることもできないので、仕方なくマッサージの流れを教えてもらうことになった。

115:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:50:55.36 ID:nlHDhwXB0
みてるぞ。
おもろいな。

117:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:58:52.68 ID:cgDNgbsr0
DT = プライスレス

118:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 00:59:31.86 ID:TcCoHkd2O
教えてもらい終わった俺は、もう逃げることしか考えていなかった。
どんなおばはんが来るかもわからない、下手すれば病気だってもらいかねない。
そもそも童貞なんだからセクースの何の技術もないのに女をイかせる仕事するなんてどう考えても無理だろwwwww
そんな絶望のまっただ中で俺の電話が鳴った。
邦衛だった。
「あ、もしもしー?仕事入ったから準備して一階まで降りてきてもらえる?」
ついにきた

119:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:05:20.38 ID:TcCoHkd2O
オワタ
俺の頭が再度真っ白になる。
ユウキ「大丈夫っすよー!ほら元気出して!これ荷物っすよ!」
相変わらず軽いユウキ。
このまま遠くに逃げてしまいたい。
でも下では邦衛が待っている。
しかも邦衛はヤクザときた。
もう逃げられない。
もう腹をくくるしかない!
しかし小心者の俺は、腹もくくれないまま一階へ降りた。

120:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:09:42.95 ID:H1fwPKG30
おもしろい
121:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:15:52.04 ID:TcCoHkd2O
邦衛「はい行くねー」
結局逃げる勇気もなく車に乗り込んだ俺。
邦衛「よかったねー客ついて。一本も入らなかったらどうしようかとハラハラしてたよー」
なんてしらじらしい。
すでに予約が入ってたことはこちとら知ってんだよ。
どうにか逃げれないだろうか…
ない頭をふりしぼって考える。
あ!
俺童貞だからエロいことしたことありません。だからできません。って言えばいいんじゃね!?
我ながらいいアイディアだと思った。
でも相手はヤクザ…。
邦衛「ハァ!?なんで予約入る前に言わねぇんだよテメェ!山に埋めてやる!」
なんて言われたらどうしよう…
いや、でも童貞なのは紛れもない事実。
ここはもう言うしかない!
腹をくくった。
俺「あの…僕童貞なんですけど大丈夫ですかね…?」
邦衛「えっ?」
緊張の瞬間。

122:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:24:35.64 ID:TcCoHkd2O
俺「いや…だからあの…童て」
邦衛「そうなんだ!あらあら」
想像を下回る反応の薄さ。
あらあらって何だよ!!!!!
俺「あの、だからエッチなことはあんまりできないと思うんですが…」
邦衛「ああ、大丈夫じゃない?客が教えてくれるから。
今日の客は常連さんだからねーそういうとこは心配いらないと思うよ。
一応清純そうな18才って言ってあるから、大丈夫だよ。
むしろ喜ばれるんじゃない?
大丈夫大丈夫!!」
作戦は失敗に終わった。
もうだめだ…
人生終わった…
邦衛「ついたよ」

123:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:33:14.62 ID:TcCoHkd2O
とうとう着いてしまった。
邦衛「あ、そうだ!言ってなかったけど君の店の名前ヒカルにしといたから!自己紹介のときはヒカルって言ってね。
あと、童貞って言ってたけどラブホテルの入り方はわかる?」
俺「えっ…わかりません…」
邦衛「えっとねぇ、すぐそこに電話があるからそこからフロントに電話して『205号室のツレです』って言って205号室に行って!
そして部屋の前にきたらインターホン鳴らしてヒカルですって言えば開けてくれるから!
入ったら必ず俺に電話を忘れないでね!
じゃあ頑張ってねー!」
ものすごい早口で言うだけ言って帰っていった邦衛。
もういくしかない

124:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:43:53.45 ID:TcCoHkd2O
邦衛に言われたとおりにフロントに電話をし、205号室の前に立った。
どんな人がいるんだろう…
まさか男じゃないだろうな…
いやもう贅沢は言わない、優しければいい…
優しくて病気持ってなければなんでもいい…
というか俺ちゃんとたつのかな…
生きてる心地がしないまま、インターホンを押す。
ピンポーン。
…ガチャッ
中から鍵の開く音がした。
神様お願いします!
どうか!!
どうか変な人ではありませんように!!!!!!!!!!
「はーい」
ゆっくり扉が開く。
125:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:54:51.92 ID:lGLeDKsE0
wktk

126:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 01:57:04.05 ID:TcCoHkd2O
「いらっしゃい!」
明るい声で扉を開けてくれたのは、どこにでもいるようなポッチャリしたおばちゃんだった。
「はいはい入って入ってぇ~!」
なんだか拍子抜けした。
こんな普通の人が性感マッサージなんて…
全く実感がわかなかった。
「ヒカルくんだっけ!?よろしくねー!」
俺「あ、はい、ヒ…カルです!よろしくお願いします!」
この顔でヒカルって…w
なんだかこっぱずかしかった。
それにしても親戚のおばちゃんみたいなテンションだな。
見た目もなんかこう、堀ちえみをもっとデブにして色白にした感じ。
とにかくおばちゃんとかお母さんとかそんな感じだった。
おば「あっ!受付に電話した方がいいわよ!入りましたーって!」
あっ忘れてた!
俺「ああすいません!電話します!」
急いで電話する俺。
おば「初めてだからねぇw仕方ないw」
優しい。
こんな優しいおばちゃんと俺はこれから…

127:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:07:07.62 ID:TcCoHkd2O
おばちゃんのおかげで無事電話を終え、マッサージの準備にとりかかることにした。
えっと…まずは客にシャワーを浴びてもらって、その間にタオルとオイルを準備するんだったよな…
俺「あ、あの、シャワーどうぞ…」
消え入りそうな声の俺。
するとおばちゃんは笑顔でこう言った。
「ああ、シャワーはもう浴びたからいいよー。
それにマッサージは私はいらない。
毎回最初の60分は楽しくおしゃべりして仲良くなって、そのあとの60分で…ね!」
ね!ってもしかしてセクースのことだろうか。
60分もセクースできる自信がない…。
ってか俺このおばちゃんじゃたたない気がする…
とにかく最初の60分はおしゃべりタイムだ。
おば「あ、もしもしー。ピザ1枚とビール1杯、あとたこ焼き2皿お願いしまーす」
おばちゃんはフロントで注文をとっていた。

129:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:15:26.34 ID:PHXX+F+j0
食い過ぎwww

130:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:20:37.13 ID:TcCoHkd2O
ソファーで隣同士に座るおばちゃんと俺。
おば「かわいいねー、本当に18才なのー?」
俺の顔を至近距離でガン見してくるおばちゃん。
ここは本当に18才ってことにしとくべきだよな。
俺「あ、はい…18です」
おば「へぇー若ーい!私若い子好きなんだぁ!」
俺「あ、そうなんですかぁー…」
半笑いになる俺。
だめだ。
全然会話をはずませられない。
おば「もうヒカルくん!そんなに緊張しないでっ!」
ポンポンッと肩を叩きながらさりげなく近づいてくるおばちゃん。
俺「すいません、僕緊張しやすくて…」
おば「大丈夫よ~、そういうウブなの私好きだから!女の人にあんまり慣れてないの?」
あっ!これ実は童貞なんです。エロいことできないんです。すいませんって言うチャンスだわ!
もし童貞好きのおばちゃんだったら意味がないけど、セクロスを回避できる可能性が少しでもある限り、絶対に今言うべきだ!
俺はよりリアル感を出すために、少しうつむきながら言った。
俺「あの…僕童貞なんです」
言った!
さぁどうくる!

131:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:27:02.60 ID:TcCoHkd2O
おば「えっ!そうなの!!?」
あれっ!
結構いいリアクションじゃね?
味をしめた俺は尚も続ける。
俺「彼女もできたことなくて…」
おば「ええ!?本当!?」
想像以上に驚いている。
いい手応えだ。
おば「へぇ…そうなんだ…」
これ、なんかうまくいきそうだぞ?
いいのか?
いけるのか?
おば「じゃあなんでこの仕事始めたの?」
あれっ
まさかの怒るパターン?

132:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:27:16.42 ID:OYqVfIS+0
ざわざわ、、、

133:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:37:42.43 ID:TcCoHkd2O
ああ…やばい。
まだ30分もたってないのに残り時間全部怒られることになるのかな…
いや、それはいい。
セクロスして変な病気をもらったり、変な童貞卒業するよりは全然いい。
おば「なんで?正直に話して?」
これは正直に話していいもんなんだろうか?
金に困って求人見て面接行って武田に騙されて入りましたって言えばいいのかな…
いや、でもそれはさすがにまずいよな…
おば「…」
相変わらずガン見してくるおばちゃん。
とりあえず、金に困ってることだけは伝えよう。
俺「その…お金に困ってて」おば「なんで?」
ああ、やっぱり聞いてくるか。
俺は念のため武田の部分だけはぶいて、家のことだけを話した。
135:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 02:56:21.21 ID:TcCoHkd2O
おばちゃん「そう…」
俺の話を聞いたおばちゃんは深刻な顔をして、ゴクリとビールを飲んだ。
おば「こういう仕事じゃなきゃだめだったの?」
あれっ
これはもしかして
『こんなはしたない仕事して、親が泣くわよ』的な説教がくるのか?
そう思うと、おばちゃんの俺を見る目が軽蔑してるように見えてくる。
なんだよそれ…
俺だってこんな仕事したかねーんだよ。
こんなとこ利用してるテメェが言えたことかよ!
頭に血がのぼった俺は、もうなんだか全てがどうでもいい気持ちになった。
別に本当のこと話したっていいか。
知ったことか。
一度は伏せた話だったが、俺はここに来るまでの経由の全てをおばちゃんにぶちまけた。
今思えば感情的になってしまっていたかもしれない。
でも、もう話し出したらとまらなかった。

137:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:04:03.82 ID:TcCoHkd2O
全てを話し終えた俺は、やっと少し理性を取り戻した。
やべぇ…
やっぱ客にこんなこと話すのはやばかったんじゃあ…
恐る恐るおばちゃんの顔を見る。
おばちゃんはしばらく、無言のままビールを飲み干し、ふぅーーっと息を吐いた。
そして、俺の頭をそっとなでてこう言った。
「こんなにいい子なのに…」
俺の涙腺が爆発した

138:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:10:13.29 ID:TcCoHkd2O
自分でもわからないくらい、涙が溢れてとまらなかった。
急に親父がいなくなったこと。
いつも強気だった母親が抜け殻のようになってしまっていること。
俺が家族を守らなきゃいけないこと。
金がほしい一心で、ここまできてしまったこと。
たぶん、俺は誰かに聞いてほしかった。
誰かに助けてほしかったんだと思う。
弱い俺は、さっき会ったばかりのおばちゃんの胸でわんわん泣いた。

140:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:35:22.77 ID:TcCoHkd2O
おばちゃんと過ごす時間が残り40分を切ったとき、俺はやっと泣きやみ、なんだか気まずい状態になっていた。
残り60分でセクロスと言われていたのに俺が泣いたせいで40分しかなくなってしまった。
それにどう考えてもセクロスなんてできる雰囲気じゃないw
俺はなんだか申し訳ない気持ちになった。
俺「あの…すいません本当!なんか俺…もうわけわかんなくなっちゃって…」
おばちゃんは最初に会ったときと同じように二コッと笑ってこう言った。
おば「メールアドレス教えてくれたら許す!」
えっ!
反射的に警戒した。
おば「社長がヤクザだから辞めるって言いにくいんでしょ?
大丈夫、私も話してあげるから辞めたいですって社長に正直に言いなさい。
でもその代わりメールアドレス教えてよ。そのくらいいいでしょー☆」
俺がやめれるようにおばちゃんからも社長を説得してくれるなんて、こんな有り難いことはない。
それに今日散々迷惑かけたんだから、メアドくらいいいだろう。
俺「いや、本当ありがとうございます。俺のメアドでよかったら交換し…ますか?」
おば「うん、ありがとー☆」
初めてのお客さんがこの人で本当によかった…。
感謝の気持ちでいっぱいだった。
あと30分か。
高い金払わせといて、結局俺が泣いただけで終わっちゃって申し訳ないな…
覚えたてで全然うまくないけど、残り時間心をこめてマッサージ(普通の)でもしてやるか!
そう気合いを自分に入れた瞬間、おばちゃんが目を輝かせて言った。
おば「まだ30分あるわね。エッチしよっか!」
俺「!!」

141:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:39:32.42 ID:TcCoHkd2O
おば「あはは冗談よ~!」
甲高い声で笑うおばちゃん。
なんだ…心臓とまるかと思ったわwww
おば「でも仕事は仕事だから、エッチはしなくてもちゃんとイかせてもらうよ。指や舌でもイかせられるでしょ!」
こうして俺は残り30分でおばちゃんを指と舌でイかせることになった。
142:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:40:01.24 ID:H1fwPKG30
わろたw

143:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:45:09.67 ID:TcCoHkd2O
結果から言う。
俺のち●こは全然たたなかったけど、どうにか指と舌でイかせることができた。
イかせなきゃいけないというプレッシャーがでか過ぎて興奮する余裕がなかったんだと思う。
こうして俺の初めての性感マッサージの仕事が終わった。

144:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:52:46.36 ID:TcCoHkd2O
ホテルを出ると、邦衛が出口の前に車をとめて待っていた。
邦衛「お金ちゃんともらった?」
全くこいつは金のことしか考えてないのか。
まぁいいや、今日は疲れた。
その後はそのまま邦衛の車で自宅の近くまで乗せてもらい、解散となった。

145:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 03:58:59.21 ID:TcCoHkd2O
家に帰り着き、携帯を見るとおばちゃんからメールがきていた。
『今日はお疲れさま!(^O^)
社長さんには話しといたよ!o(^-^)o
私がヒカルくんに辞めることを勧めたってことにしといたから、大丈夫だよ!
私はかなりのお得意さんだから、ヤクザでも何でも上から言えます!
社長さんに直接言うのが怖いんだったらメールで言ってもよさそうだったよ~!o(^-^)o
体にはちゃんと気をつけてね!』
本当、おばちゃん様々だ…

146:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:08:09.01 ID:TcCoHkd2O
お言葉に甘えて、邦衛にメールを送ることにしたw
メールを送って数分。
「了解です。また戻りたくなったらいつでもどうぞ(^O^)」
意外とあっさり辞めれた。
すぐさまおばちゃんに無事辞めれたことをメールで報告した。
おばちゃんも喜んでくれたみたいだった。
あれから5年。
おばちゃんとはもう全然連絡はとってないけど、今でもすごく感謝している。
おわり

148:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:13:35.18 ID:TcCoHkd2O
投下に時間がかかりまくっていたにも関わらず読んでくださった方本当にありがとうございました!
ちなみにこの話は釣りじゃありません。
みなさんも紹介屋には本当に気をつけてくださいね!
まぁ俺みたいなマヌケはいないでしょうけどw

149:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:15:23.28 ID:9PtRfu4WO
へたれだな
仕事続けりゃあ良いものを…。

153:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:28:18.00 ID:TcCoHkd2O
>>149 自分でもヘタレだと思うわw

150:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:17:00.88 ID:H1fwPKG30
おつ!
経済面は大丈夫なんか?

153:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:28:18.00 ID:TcCoHkd2O
>>150
親父はしばらくして帰ってきたよ。
知り合いに金借りにまわってたらしい。
でも結局自己破産して借金は解決したよ。
母親の方は宗教に走って、そのおかげで今はすごい元気になったw
今は俺も働いてるし、ある程度は安定してるよ

152:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:20:57.59 ID:TcCoHkd2O
追記
辞めたあと、武田から電話とメールが死ぬほどきたw
「どうして辞めたんですか!?頑張ろうという熱意があったから面接にこられたんじゃないんですか!?」
「考え直してみませんか?こんなに給料のいいお仕事はないと思いませんか?」
「わかりました!じゃあほかのお店を紹介するのでそちらで働いてみませんか!?」
必死過ぎワロタwww
おそらく俺がすぐ辞めたせいで紹介料が入らなかったんだろうな。
俺一人にどんだけ必死なんだよw
そんなに生活苦しいんならおまえが働けww
ちなみに邦衛にこのことをちくったらメールと電話は止まりました。
紹介屋うぜーww

154:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:29:08.53 ID:TcCoHkd2O
それじゃあ今日は寝ます!
付き合ってくれてどうもありがとう!
おやすみー

155:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 04:36:23.72 ID:8BjTzurW0
>>154
おつ。
最初の客がいい人でほんとよかったな。
もう働いて落ち着いてるんなら、
そのおばさんに元気にやってますよってメールしてあげな。

158:名も無き被検体774号+:2012/01/13(金) 08:20:18.87 ID:2gxx8vZf0
おかん宗教にハマってる話の方がレアだろ・・


9999:以下、名無しにかわりましてらすたねこがお送りします:2049/12/32(月) 12:48:25.96 ID:rastaneko






































 












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