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― 電車内 ―
ガタンゴトン…… ガタンゴトン……
グラッ……
男「うおっと」ガシッ
女「キャーッ!」
男「え?」
女「この人、痴漢よーっ!」
男(しまった! 吊革につかまろうとしたら間違えて……!)
女でかすぎだろ
本当に触っちゃったらそれ置換じゃん
ガッツリ有罪定期
男「ち、違う! 誤解だ!」
女「なにが誤解よ! 今、私の胸さわったくせに!」
男「いや、それは電車が揺れて倒れそうになったから、つい――」
女「とにかく! 次の駅で降りて下さい! 言い訳はそれからにして下さい!」
男「くっ……ああ、分かったよ! 降りてやるよ!」
駅員「拾うのは俺らなんでマジ勘弁してほしい」
チカンやんけ!
― 駅 ―
男(電車を降りて、冷静になってみたら――)
男(不可抗力とはいえ胸さわったのは事実だし、この状況……かなりヤバイんじゃないか!?)
男(ただでさえ痴漢冤罪ってのは、さわってない人でさえ有罪になるっていうし……)
女(電車を降りて、冷静になってみたら――)
女(あの時電車が揺れたのは事実だし、この人わざとじゃなかったのかも)
女(あまり大げさなことになっても困るし、許してあげようかな……)
男(やっぱりここで……捕まるわけにはいかない!)
男「線路に逃げなきゃ!」バッ
女「あーっ!!!」
女(逃げた!? ということは……やっぱりこの男、怪しい!)
女「逃がすかぁっ!」バッ
「オイオイオイ」 「二人とも線路の中飛び込んだぜ」 「死ぬわアイツら」
期待
― 線路 ―
タッタッタ…
男「このまま線路を走っていけば――」
女「待ちなさーい!」
男「うおっ、追いかけてきやがった! しつこい女は嫌われるぞ!」
女「逃げられると追いたくなる……これが女の本能なのよ!」
男「いいだろう……元サッカー部の脚力、見せてくれる!」ギュオッ
女「は、速いッ!」
危ねえな線路で鬼ごっこなんて
タッタッタ…
女「だけど私だって――」ギュオッ
男「ほう! 見事なストライド走法だ!」
女「これでも元陸上部だったのよ!」
男「ふっ、なるほどな……久々に楽しめそうだ。どこまでついてこれるかな!?」ギュオオッ
女「無論、追いつくまで!」ギュオオッ
ガタンゴトン…… ガタンゴトン……
運転士「……ん」
運転士「線路内で追いかけっこをしてる男女が二名……」
運転士「神聖なる線路内に立ち入るとは――」
運転士「許せんッ!!!」
運転士「車内のお客様にお知らせいたします」
運転士「只今、線路内に人が立ち入りましたので――」
乗客A「急停車するのかな?」
乗客B「そりゃそうだろ……」
運転士「そいつらを――全力でハネ飛ばす!!!」
運転士「お客様がベジタリアンになりかねないほどの惨劇をご期待下さい!」
乗客A「いいぞーっ!」
乗客B「へっへっへ、こりゃあ面白くなってきやがったぜ!」
へっへっへ、こりゃあ面白くなってきやがったぜ
タッタッタ…
男「……ん?」
女「……あら?」
ガタゴトガタゴトガタゴト……!
男「なんだ!? 俺たちの後から電車が追いかけてくる!」
女「しかも全然スピード緩めないわ! あの電車……殺る気よ!」
男「ちっ……もっとスピード上げるぞ! ハネられたらオシマイだ!」ギュオッ
女「ええっ!」ギュオッ
運転士「ほう、なかなかのスピードだ……だが、しょせんは人間の足! 電車には敵わん!」
AとBヤバいだろ
いまのところ全員ヤバいからヤバくない
タッタッタ…
男「もっと速く走れ! 追いつかれるぞ!」
女「う、うんっ!」
ガタゴトガタゴト……!
運転士「走れ走れーっ! 線路の終点に向かってよーっ!」
期待
女「あっ……」ガクッ
男「どうした!? なんで止まるんだ!?」
女「ハイヒールのカカトが線路の石に引っかかっちゃって……!」グイグイ
男「なんだって!?」
ガタゴトガタゴト……!
運転士「まずは一匹……!」ニィ…
女「私はもうダメ! 私を置いて早く逃げて!」
男「そうはいくか!」サッ
女「!」
男「抜けない……!」グッグッ…
男「このぉっ!」グイッ スポーンッ
男「抜けた! ――よし、走るぞ!」
女「ありがとう……」
男「礼なんかいってる場合か! 走れ!!!」
女「……うん」ポッ…
ガタゴトガタゴト……!
運転士「ちっ……惜しい」
期待
タッタッタ…
男「くそっ、もう一時間は走ってるのに、あの電車まだ追いかけてきやがる!」
女「……ねえ」
男「なに?」
女「もしかしたらさ、私たちが線路から出れば、電車から逃げ切れるんじゃない?」
男「そうか! 電車はレールの上しか走れないもんな!」
男「さっそく線路から出よう!」バッ
女「うんっ!」バッ
1時間も100km/hで走るとかちょっと設定に無理ないか?
一時間ww
これは闇のゲームが始まってますね
ガタンゴトン…… ガタンゴトン……
運転士「線路から出たか……考えたな」
運転士「たしかに線路から出たら、電車はもう追いかけることができない」
運転士「――が、それは並の電車のハナシだ! この電車はレールの上じゃなくても走れるのさ!」
運転士「車内のお客様~、まもなくこの電車……脱線しまぁっす!」ギャルルッ
乗客A「ヒュ~、盛り上がってきやがったぜ!」
乗客B「もしもし課長ですか? 電車が脱線したので、今日休みます!」
課長『有給扱いにしとくよ』
コイツら世界狙える足持ってるだろ
ガタゴトガタゴト……!
タッタッタ…
男「マジかよ……! レールを外れて追いかけてきやがった!」
女「ウソォォォォ!!?」
男「しかも事故も起こさず……なんて奴だ!」
男(そろそろ俺たちのスタミナも限界だ……!)
男「こうなったらタクシーだ! タクシーをつかまえよう!」
運転手「お客さん、どちらまで?」
男「後ろに迫ってる電車から逃げてくれ!」
運転手「フフフ……一度やってみたかったんだ。電車とカーチェイスってやつをね!」ギュルルッ
ブォォォォォ……!
ガタゴトガタゴト……!
運転士「タクシーを拾ったか! こしゃくなマネを……!」
この世界は強い(確信)
運転士「だが、寿命が少し延びただけだ!」
運転士「タクシーの最高速度はせいぜい180km/h……」
運転士「私がカスタムにカスタムを重ねたこの電車は新幹線以上の速度を出せる!」
ゴォォォォッ!!!
ワロタ
運転士スペックたけえな
電車改造すんなwwwwww
女「電車がスピードを上げて、みるみる追いついてくるわ!」
男「運転手さん、もっとスピード出せない!?」
運転手「すいやせん、これ以上は……!」
男(仕方ない……)
男「タクシーを巻き添えにはできない。降りて再び走ろう!」
女「分かったわ!」
男「はい、一万円! お釣りはいらないよ!」ババッ
運転手「力になれず……申し訳ない!」
男いいやつ
タッタッタ…
男「はっ、はっ、はっ……」
女「はっ、はっ、はっ……」
ガタゴトガタゴト……!
運転士「さすがにスタミナが枯渇してきたようだな……」
運転士「乗客の皆さま、いよいよあの二匹の死期が近づいて参りました!」
乗客A「いいぞいいぞーっ!」
乗客B「いっけーっ!」
GANTZ部屋への転送マダー?
― 港 ―
ザッ!
男「SHIT! ……港についちまった! デッド・エンド(行き止まり)だ!」
女「どっ、どうしよう!?」
運転士「さあ、海に入って溺死するか、陸で轢死するか、選べぇっ!!!」ガタゴトガタゴト…
男「どっちもお断りだね」
お?
男「あそこにヘリコプターがある! 借りよう!」
女「あなた運転できるの!?」
男「グアムでオヤジに習ったことがあるのさ」
女「キャーッ! ステキ~!」
バババババババババ…
運転士「な、なんだと!? ヘリコプターで空に逃げやがった! 味なマネを……!」
バババババババババ…
男「ふう……いくら電車でも空は走れない。やっと逃げ切れたね」
女「うん……」
男「さて、これからどうしようか?」
女「二人でこのまま空の旅ってのもいいんじゃない?」
男「たしかに! それも悪くないかも――」
男ハイスペックすぎて藁
バババババババババ…
男「な!?」
女「どうしたの?」
男「電車が……電車がッ! 空を飛んで追いかけてきたァッ!」
女「いやぁぁぁぁぁっ!!!」
ギュオオオオオッ!
運転士「クックック……逃がさんぞ」
乗客A「すっげぇ~!」
乗客B「まるで銀河鉄道だぜ!」
おいおいwwwwww
運転士「こんなこともあろうかと、空も飛べるようにカスタムしといてよかった……」
運転士「乗客の皆さま、これより私から一曲お送りいたします」コホン
運転士「ザギャラクシーエクスプレススリーナイン…ナントカジャーニーナントカジャーニー…」
乗客A「歌声から自信が感じられないな」
乗客B「いくらなんでもうろ覚えすぎんよ~」
名作すぎる
保存した
バババババババババ…
男「ま、まずい、ヘリの燃料がもうない!」
女「ど、どうするの!?」
男「あそこにある島に着陸するしかない!」
女「分かったわ!」
男「頼りない男ですまない……」
女「ううん、いいの……あなたと空の旅ができて、楽しかった……」
バババババ… キュンキュンキュンキュン…
才能あるわ
なにいいムードになってんだ
― 無人島 ―
運転士「ずいぶん逃げ回ってくれたが、とうとう年貢の納め時のようだな……」
男「ああ……俺たちの完敗だ」
女「あなたの勝ちよ」
運転士「なにか命乞いの言葉はあるか?」
男「……命乞いはしない」
男「だけど、一つだけ頼みがある」
運転士「なんだ?」
ほう
男「あんたは線路に立ち入った俺たちに罰を与えたいんだろう?」
男「最初に線路に立ち入ったのは俺だ! ――やるなら俺だけにしてくれ!」
運転士「ほう……」
女「ダ、ダメよ! そんなの!」
ほう・・・
女「私が! 私が悪いの! この人わざと胸さわったわけじゃないのに痴漢呼ばわりしたから!」
女「だから私だけを!」
男「いや……俺が逃げなきゃこんなことにはならなかったんだ!」
男「頼むっ! 俺だけをっ……!」
女「ダメ……!」
運転士「……」
((o(´∀`)o))ワクワク
盛り上がってきたあああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
はやくしろ
運転士「私は互いに争い、鉄道の平和を乱す者を許さない」
運転士「もし――」
運転士「どちらか一方でも、相手を売るようなマネをしたら……どちらも轢くつもりだった」
男女「!」
運転士「だが、こんなに愛し合う二人を……轢くようなマネはできんな」
運転士「なぜなら線路に立ち入ることが罪なように、愛に立ち入ることも罪だからだ」
ワァッ!!!
乗客A「さすがだぜ!」
乗客B「やっぱりあんたは最高の運転士だ!」
とみせかけて
運転士「……乗りたまえ」
プシュー…
男「!」
女「!」
運転士「どうした?」
男「本当に……いいのか?」
運転士「もちろんだとも」
男「じゃあ、一緒に乗ろう」
女「うんっ!」
ふぅ
男「君と一緒に走ってるうちに気づいた……俺、君のことが……」
女「私もあなたのことが……」
ギュッ…
ヒューヒューッ!
乗客A「いいねいいねー!」
乗客B「青春だなぁ……」
運転士「さて、乗客の皆さま……これよりこの電車は二人の愛を祝しまして」
運転士「月までハネムーンに向かいます!」
ワーワーッ!
おわり
乙
すばらしかった
感動した
乙
愛は偉大だわ
勢いにわらた
おつ!
神スレ
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引用元: この記事は2ch.scからまとめました。
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この記事へのコメント(1)
途中でダレず勢いのあるままで良かったです