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「超光速粒子」をめぐるニュースは学界だけでなく、一般社会でも大きな反響を呼んだ。
実験結果は新聞各紙が1面で報じたほか、NHKなども取り上げた。ニュースサイト「MSN産経」では
9月24、25日の全ニュースで第1位のアクセス数を記録。硬派の科学ニュースとしては極めて異例で、
関心の高さを裏付けた。
国立天文台には「実験結果は本当なのか」などの問い合わせが相次いだ。1カ月近くたっても続いており、
「その後、真相は判明したか」と“続報”を期待する声も。担当者は「天文と直接関係のないニュースで
これほどの反響はあまり聞かない」と驚く。
相対性理論によると、光より速い物質は時間をさかのぼっているとも考えられる。このため「実験結果が本当ならタイムマシンも可能」との専門家の談話が報じられ、日本科学未来館(東京)にはタイムマシンの質問も寄せられた。
大手書店の三省堂書店(東京)では、アインシュタインや相対性理論に関する書籍の売り上げが伸びて
いる。担当者は「実験結果が話題になり、多くの人が興味を持ったためではないか」とみる。
科学雑誌「ニュートン」は12月号で「光速」を特集し、今回の実験も詳しく解説する。同誌編集長の水谷仁
宇宙航空研究開発機構名誉教授は「これまでも『光より速い物質はなぜ存在しないのか』などの疑問が
読者から寄せられている。関心は高いはずだ」と話す。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111023/scn11102301170001-n1.htm
ぶったけ多分ね・・・何しても結果は同じだよね(´・ω・`)
発表によると、日本の名古屋大、神戸大や欧州、中国などの研究者約160人が参加する「国際研究実験OPERA」のチームが、
CERNからニュートリノ1万6000個を、約730キロ離れたイタリアのグランサッソ国立研究所に地下を通して飛ばしたところ、
2.43ミリ秒後に到着し、光速より60ナノ秒(1億分の6秒、ナノは10億分の1)速いことが計測された。
1万5000回も同じ実験を繰り返し、誤差を計算に入れても同じ結果が得られたという。
チームも「説明がつかない」と首をかしげており、実験データを公表して、世界中の研究者に意見と検証を求めたいとしている。
CERNは世界最大のエネルギー加速器を備え、宇宙誕生の瞬間を人工的に作り出すことを通じて、
物質と出合うと消滅する「反物質」の観測、物質の重さや真空、空間などの原理的解明を目指す国際的な研究機関で、日本も共同研究に参加している。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110924k0000m040079000c.html?toprank=onehour